ドッジボール・ラノベ『飛球少年』 その拾の弐 ~確信~
(陽平、もう来てるかな…。)
そわそわしながら車に乗っていると、母さんが俺の方をチラリと見てから、
「家出るとき、トイレし忘れたんでしょ?」
なんてわざとらしく聞いてくるから、俺は、
「そんなんじゃねーよ!」
と顔を少し赤らめて答えた。
15分ほどしてようやく体育館に着き、母さんは俺を降ろして帰っていった。
体育館を覗くと誰もおらず、俺が一番乗りだった。
″一番″という響きに気分が良くなり、さっそく倉庫からボールを取り出して、体育館の壁に向かってボールを投げた。
的を自分で決めて、そこに向かってボールを当ててみる。
百発百中とはいかないものの、俺は前よりぐっと命中率が上がり、何となく球速も良くなってきているような気がした。
(やっぱり、筋トレの効果出てるんだ!)
そして10分ほどして、ようやく体育館に人がやって来た。
そわそわしながら車に乗っていると、母さんが俺の方をチラリと見てから、
「家出るとき、トイレし忘れたんでしょ?」
なんてわざとらしく聞いてくるから、俺は、
「そんなんじゃねーよ!」
と顔を少し赤らめて答えた。
15分ほどしてようやく体育館に着き、母さんは俺を降ろして帰っていった。
体育館を覗くと誰もおらず、俺が一番乗りだった。
″一番″という響きに気分が良くなり、さっそく倉庫からボールを取り出して、体育館の壁に向かってボールを投げた。
的を自分で決めて、そこに向かってボールを当ててみる。
百発百中とはいかないものの、俺は前よりぐっと命中率が上がり、何となく球速も良くなってきているような気がした。
(やっぱり、筋トレの効果出てるんだ!)
そして10分ほどして、ようやく体育館に人がやって来た。