スポーツ・ドッジの知られざる歴史 その4
さて、いよいよドッジボールの統一ルールが出来上がるまでをご紹介します。
森 浩美さんは、ルールを考えるにあたり、「ルールは我慢の集約」であり、「最低限、これくらいは我慢しよう」という風に考えたそうです。
なるほど!と思いました。皆が我慢のポイントを知っていて、それを皆が守れば気持ち良い社会になります。(現実は、そううまくいかないですけど・・・私も含めて)
で、ルールをまとめるうえで三本の柱を置き、この柱を軸にしたそうです。
それは、現在も協会の理念として大切にされています。
◎自主性、つまり自分で感じて考え行動すること
◎自己責任、つまり自分の行いに責任を持つこと
◎向上心、つまり常に前向きに努力する姿勢
協会は、この理念を普及させることこそ、目的である、と言っています。
私も、この理念に共感していますし、監督も常々、この点を強く意識して指導しています。
日ごろから、この理念を意識して生活できれば、きっと素晴らしい社会人になると信じています。
次回は、もう少し個別のルールが決まったいきさつについてご紹介します。